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Abendの憂我な部屋

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カテゴリ:オーディオ・映像・機材( 28 )


2014年 02月 06日

C2a顛末記

 昨年の3月、ちょっとした縁で入手したYAMAHAのプリ・アンプC2aは、MCヘッドアンプのLchから音が出なかった。1978年に発売された機種ということもあり、修理には結構な費用がかかることが予想された。OHを依頼した方が良いと、いい業者を教えてもいただいたが、逡巡したまま時が流れてしまった。

 12月になってから、漸く行きつけの店へ修理を依頼した。しかし、トランジスタが破損しており、代替部品も見つからないとの返事が先月に来た。困ったが、その店でもC2aが販売されていることを思い出した。値段は、修理を依頼した時に出せる上限額よりも、少し高いぐらいだった。

 修理に出した店では、一昨年にラックスキットのプリ・アンプを買っていて、対応も良心的だった。そこで、持ち込んだ方のC2aの買取を依頼し、店にある方を買うことにした。修理を依頼した時に出せると言っておいた上限額と買取額を合わせると、差額は1万円数千円だった。修理が不能でも千円を払わねばならなかったが、結果的に修理が出来なかったこともあってか、6千円ほど値引きしてくれた。

 MCヘッドアンプだけが壊れているので、店では外付のものを勧められたが、間に機材を咬ませるのは出来るだけしたくないので、店にあるC2aを新たに買ったというわけだ。

 鳴らしをしてから売ってくれた。完動品だ。帰ってから、早速にレコードを聴いてみた。なるほど、MCヘッドアンプの威力は素晴らしい。まろやかで、かつ深みのある音を、STAXに送り込んでくれる。CDを聴いても、マランツのCD-34との相性がとてもいい。レンタルCDから録音してCD-Rにしたものを聴いても、私好みの音がする。ダイナミック型のヘッドホンで聴くには新たにヘッドホン・アンプを購入する必要があるが、これはラックスキットのプリ・アンプで凌げる。使い分けて行くつもりだ。
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by Abend5522 | 2014-02-06 00:22 | オーディオ・映像・機材
2013年 05月 06日

テレビの台

 テレビ画面の右下がプレーヤーで隠れてしまうために、適当な台はないかと探していた。
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 近くのホームセンターへ行ったら、良さそうなのがあった。耐重量は100kgだから、何の問題もない。
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 乗せてみたら、こうなった。いい高さだ。値段の方は高くない。これで880円だった。

 ちょっと、うれしい。

by Abend5522 | 2013-05-06 18:17 | オーディオ・映像・機材
2013年 03月 19日

このステレオは?

 先日、東映チャンネルでやっていた『第三次世界大戦 四十一時間の恐怖』(第二東映。1960年)を録画した。初めて観る作品だったが、核戦争に翻弄される市井の人々の悲劇を、東宝の『世界大戦争』とは違う視点から描いた、見応えのある作品だ。

 映画の中には、二種類のステレオ装置が登場する。
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 主人公を含む大学生たちが喫茶店で喋っているシーンに映ったステレオ。中央に大きくメーカー名の一部、そしてその下にマークがある。古いモノクロ映像なのではっきりとはわからないが、"GOLDM・・・"に見える。そうだとすれば、SACDプレーヤーの基盤がパイオニアの廉価マルチプレーヤーと同じだと話題になった高級オーディオメーカーのGOLDMUNDを思い浮かべるの。しかし、このメーカーが50年以上前からあったのか、そして映像にあるようなマークなのかは、ヴィンテージ・オーディオに詳しい方がおられたらご教示をいただきたい。
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 主人公である大学生の自室にあるステレオ。昔のテレビと同じように脚がついているものだ。これも、左のSPにあるメーカー名が不鮮明でわからない。やはり、詳しい方にお教えいただきたい。

 わからぬばかりで何だが、映画やドラマに映ったオーディオ装置についてあれこれ思ってみるのも面白い。

by Abend5522 | 2013-03-19 23:10 | オーディオ・映像・機材
2013年 02月 16日

AVリアライザー

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 HDMIが主流の今となっては、懐かしいS端子である。確かに、コンポジット(RCA)端子に比べると画質は鮮明であった。

 画像にあるのは、大阪のインフラノイズという企業が作ったS映像用のノイズフィルターで、デッキとテレビの間にかませるものだ。20素子のフェライトコアで、ノイズを減少させ、色調を繊細にする機能に加えて、音質改善という副次機能も持っていた。

 S端子は、輝度信号と色信号をセパレートするためにこう呼ばれるのだが、コンポーネント端子やD端子の出現によってその使命を終えた。ここまでがアナログ端子であり、HDMIになって初めてデジタル端子となった。

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 Sケーブルは数本持っているが、このフルテックのものは1万円少しした。半端なケーブル信仰に囚われていた時の記念碑として、今も保管してある。

by Abend5522 | 2013-02-16 01:09 | オーディオ・映像・機材
2013年 02月 14日

変な用語

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 ヘッドホンの評価には、「原音忠実性」という言葉がよく使われる。特に、モニター用の機種においてそれが顕著だ。

 ヘッドホンは、かのグラハム・ベルが妻のために作った補聴器が始まりといわれている。イヤホンとマイクを持つ、現在のヘッド・セットのようなものであったらしいので、元来がモニター用であったといえる。すなわち、音源が普通には耳で聴取できる位置にあり、それを確認する(モニタリング)ための道具ということだ。このことは、スタジオや野外録音等でも同じで、例えばポピュラー音楽の奏者が着けているものもそうである。

 モニター用ヘッドホンとしてつとに有名なのは、ソニーのMDR-CD900STだ。私も使ったことがあるが、エッジが非常にきつく、音の粗まで全て聴かせるので、リスニング用にはとても使えない。純粋にモニター用の機種である。しかし、一方では長時間のリスニングに心地よいモニター用ヘッドホンが多くあり、私が使っている5機種のうち3機種はそう銘打たれている。そして、それらは「原音忠実性」が高いとされてもいる。実に変な話だ。

 「原音忠実性」という以上は、「原音」なるものが予め認識されていなければならない。では、その「原音」とは何処にあるのだろうかということになると、演奏⇒マスター⇒カッティング⇒製品⇒リスニング環境(機材、部屋)⇒心身の状態で変わる聴覚という実際の流れを考える時、それに「忠実」か否かを判断できる「原音」などは存在しないのである。にもかかわらず、たかが多くの機材で聴いたに過ぎない評論家やマニアが、リスニングにおいて「原音忠実性」などと平気で言うのには失笑を禁じ得ない。音楽を聴く以前に、思考力が乏しいのである。

 画像のヘッドホンは、ソニーのMDR-7506。折りたためるもので、ヘッド・バンドには"STUDIO MONITOR"と大きく記されているが、「スタジオ・モニターにも使われてまっせ」というに過ぎない。パッドがだいぶんくたびれているが、プロセッサーにはこれをよく挿している。エッジは高めだが、上記のCD900STのようにリスニングに耐えられないというものではない。ティッシュの箱に掛けてあるが、これがあれば高価な木製のヘッドホン・スタンドなどは無用だ。

 オーディオの世界は、一定の段階から急速に魑魅魍魎の住む魔界というか、怪しげな宗教になってしまうようだ。そして、それは物事の考え方というオーディオ以前のものに起因している。

 

by Abend5522 | 2013-02-14 23:51 | オーディオ・映像・機材
2013年 02月 12日

お掃除道具

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 MICROのトーンアーム型クリーナー。昔からある掃除、というより気休めのアイテムだ。

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 左がスタイラス・クリーナー、右が接点復活剤。

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 レコードの掃除は、sawyer様の方法を真似させていただいている。シルコットは妻に貰った。

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 黒綿棒と徐電ブラシ。綿棒は、もっと先の細いものが欲しい。これでは端子の穴に入らない。

by Abend5522 | 2013-02-12 20:01 | オーディオ・映像・機材
2013年 02月 07日

『日本のいちばん長い日』のオーディオ

 東宝創立35周年記念作品として1967年に公開された『日本のいちばん長い日』には、玉音盤の録音シーンと、その放送を昭和天皇が聴かれる場面がある。

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 実際に使われた録音機はNHKに展示されていて、画像検索で見ることも出来るが、映画ではディスク式録音がどういうものかを見られるのがいい。天皇御自身による初めての録音ということで、日本放送協会の会長が録音技師数名を従えて参内し、電音のアセテート盤で正、副の二枚を作成した。見ると、ポータブルの録音機と再生機が複数台持ち込まれている。失敗が許されない録音であるから、当然のことだろう。技師たちの緊張感も、モノクロ画面からは強く伝わって来る。

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 上は、玉音放送での再生シーン。手前にあるのはストロボ・スコープだろうか?

 レコードでは始めに国歌が奏されてから玉音となっている。実際にそうであったならば玉音盤は国歌を加えて編集されたものとなり、ディスク式録音では不可能なはずだ。それに、8月14日の夜に録音された玉音盤は宮中に保管され、15日正午の放送前に局へ届けられている。すると、このレコードは国歌だけが収録されているものであり、その後で玉音盤を乗せたということになるだろう。

 後の二つは、昭和天皇が放送を聴かれるシーンでのラジオ。トランク・ケースを侍従が開け、ロッド・アンテナを伸ばす。見ると、受信を強めるためのループ・アンテナも立っている。当時のラジオ放送は、現在とは比べものにならないほど受信状態が悪かった。昭和天皇は、爆撃にも耐えられる厚さの壁と天井に囲まれた吹上御所の御文庫で放送を聴かれたはずなので、ループ・アンテナで補強しても、明瞭には聴き取れなかったのではと思われる。

http://www.japanradiomuseum.jp/portable.html
 ラジオについては、このページに詳しく記されている。Zenith Model 8G005TZ1 "Trans-Oceanic Clipper"という、アメリカ製の真空管ラジオである。大型ヨットや、戦中では慰問のための飛行機に積むために開発されたものらしい。第二次大戦中に開発が進められ、戦後すぐに発売されたとあるから、実際に昭和天皇がこのラジオで聴かれたのだとすれば、どういう経緯で交戦国たるアメリカの、しかも一般発売前のものが使われていたのかが謎である。

 オーディオ機材が登場する映画やTVドラマは多いが、『日本のいちばん長い日』では玉音盤が重要な意味を持つだけに、それに関わる機材には興味津々なるものがあった。 
 
 

by Abend5522 | 2013-02-07 23:04 | オーディオ・映像・機材
2013年 02月 01日

それは写り込んでしまった・・・

 ・・・と、前の記事で挙げた東京裁判のカラー画像の2枚に、心霊写真特集番組のナレーションを当てはめてみよう。無論、心霊写真などではない。

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 被告席後列、手前から重光葵、佐藤賢了、東郷茂徳の三氏と思われるが、佐藤氏の上着の左袖に顔のようなものが飛び出しているように見える。これは、単なる袖の皺である。0_0のような形さえあれば、顔と認識してしまうのが我々人間の習い性だ。今では話題にも上らない、人面魚や月面の顔形クレーターなどもまた然り。

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 判事団の着席シーン。真ん中の軍服姿がアメリカのクレマー少将だが、その後ろにある国旗の下に細長い板のようなものがあり、その上の方に顔のようなものが見える。この板のようなものは、クレマー少将の左にいるウェッブ裁判長の椅子の背板で、顔のように見えるのはその木目である。
 長いテーブルの前板。斜めを向いた大きな人の顔が並んでいる。これは、被告席が反射で写り込んだものだろう。また、これに被さって文字列のようなものも見える。縦書きか横書きかははっきりしないが、よく見ると漢字と平仮名で走り書きのようになっている。法廷に貼ってあったものが、反射で写り込んだものだろう。
 写り込んだものが、テレビ画面に映った私の顔や文章でなくて良かった。そうであったなら、私は個人情報の自己暴露という点で慄然としただろう。

 心霊写真や心霊映像というものは、「見える」ことと「在る」ことを短絡させる雑な精神の産物である。身体のサイズに比して大き過ぎる脳を持つ人間には、無いものが見え、在るものが見えないことなど日常茶飯事なのだから。

by Abend5522 | 2013-02-01 18:38 | オーディオ・映像・機材
2013年 02月 01日

東京裁判のカラー映像


 城山三郎の小説『落日燃ゆ』は、東京裁判の被告中、唯一文官で死刑になった広田弘毅を描いた作品である。2009年にTVドラマ化され、東京裁判には関心を持っているので録画をしたのだが、観て驚いた。わずか10数秒の間だけだが、実際の法廷がカラーで映し出されたからだ。

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原告側の証人席か傍聴席と思われる。

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 手前のテーブルが検察官、向こうのそれが弁護団の席。二階にいるのは、日本の傍聴人たちだ。

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 被告席と、その後ろに立つMPたち。左下の画像がボヤけているのは私の撮り方のせいで、ご容赦いただきたい。

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 判事団。一番左の人物がパル判事である。その他の判事や被告、検察官、弁護団の人物についてもわかるが、ここでは個々の人物についての言及はしない。

 東京裁判の映像は、小林正樹監督による白黒のドキュメントでのみ知られているが、おそらくはGHQによって撮影された多くのカラー映像があるはずだ。放映したテレビ局に問い合わせた人もいたと思うのだが、この件についてはネットで調べてもわからない。白黒映像に着色したとは思えず、ドラマに合わせて作ったものでもないことは、或る程度東京裁判について知っている者ならばわかることだ。記録映像なのか、あるいは戦勝国向けのニュース映像なのかも、また謎である。

by Abend5522 | 2013-02-01 04:46 | オーディオ・映像・機材
2013年 02月 01日

『七人の侍』と『ゴジラ』


 フルトヴェングラーが没した1954年、日本では東宝が『七人の侍』と『ゴジラ』という、時代劇と特撮映画の画期的作品を公開した。前者が4月26日、後者が11月3日の封切なので、両方を観た当時の人々は、共通の出演者に驚き、あるいは笑ったかも知れない。そこで、両作品における役どころを、七人ならぬ三人の役者について感想を述べてみようと思う。画像は、左が『七人の侍』、右が『ゴジラ』のものである。

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 志村喬は、浪人の島田勘兵衛と古生物学者の山根恭平ともに、知・情・意のバランスがとれた役どころだ。厳しさの面でも、勘兵衛は集団規律に、山根博士はゴジラを殺さず研究することに厳しい姿勢を見せる。ラストシーンでのセリフで、勘兵衛は「勝ったのはあの百姓たちだ」と言い、山根博士は「あのゴジラが最後の一匹とは思えない云々」と呟く。

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 高堂 國典は、村の「爺様」である長老の儀作、大戸島の長老である「爺様」と、農村、漁村の長役を重厚に演じている。農民の爺様は、捕らえた野武士の命を救おうとする勘兵衛の言を無視して、息子を野武士に殺された老婆に仇を討たせる。そして、漁民の爺様は、シケが続いた昔は娘っ子を筏に乗せて沖へ流してゴジラへの人身御供にし、その時の神楽が今も残っていると新聞記者に語る。

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 中島春雄は、谷晃、上田吉二郎とともに村を偵察する野武士の役である。菊千代(三船敏郎)と久蔵(宮口精二)の待ち伏せに逢い、逃げるところを凄腕の久蔵に一太刀で斬り殺されてしまう。その中島春雄が、初代以来長きにわたってゴジラ役を務めることになるのだが、『ゴジラ』では毎朝新聞の記者役も演じている。セリフが一ヶ所だけの役だが、彼よりも少しだけセリフの多いデスク役を演じたのが、中島と一緒にゴジラ役を務め、第二作『ゴジラの逆襲』ではアンギラス役となる、戦前のプロ野球選手だった手塚勝巳である。

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 『ゴジラ』の中で、ブダペスト弦楽四重奏団の名が登場する。南海サルベージの尾形(宝田明)が、山根博士の娘である恋人の恵美子(河内桃子)とこのコンサートに行く約束をしていたのだが、後にゴジラの仕業とわかる船舶の連続沈没事件に関わる仕事が急に入ったため、今からならまだ間に合うから一人で行ってくれと恵美子に差し出したのが、このチケットとビラだ。ブダペスト弦楽四重奏団は1954年2月に来日公演を行っており、本多猪四郎監督による本編のクランク・インが8月であるから、このチケットとビラはその時のものだろう。1967年まで続いたこの四重奏団の名が、怪獣映画に登場するのは面白いことだ。

 

by Abend5522 | 2013-02-01 01:32 | オーディオ・映像・機材