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Abendの憂我な部屋

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2013年 03月 11日 ( 1 )


2013年 03月 11日

東日本大震災二年に際して

 近頃、対外的なニュースと対内的なそれがバランスを欠いているように感じる。国内にさしたる問題がないのであれば、それも当然だろう。しかし、テレビを見ていると地震情報がよく出る。それも、震度3~5というのが日常的に、様々な地方で発生している。

 クライスラーが中国、日本へ演奏旅行に出かける際、奥さんが「あなた、ね、よくおぼえておいてくださいよ。wたしたちは、これから匪賊と台風と地震の国を訪れるんですからね・・・・・・」(『レコード名演奏家全集5 器楽奏者』)と言ったという。実際に、クライスラーが来日した1923年の5月、夫妻は地震を体験している。そう、これからわずか4ヶ月後に発生した関東大震災の予兆地震をである。今年は、それから90年に当たる。

 90年前の外国人にも地震国として知られていた日本だが、政府も国民もその意識が薄かったことは、18年前の阪神淡路大震災で顕著になってしまった。そして、地震の上に大津波と原発事故を伴った東日本大震災は、地震国、島国である日本が、その国土上に多くの原発を保有する国であることを強く意識させ、今もさせている。

 今日、テレビは東日本大震災二年の特集に溢れている。当時の映像も多く映されている。しかし、原発のことが大きく抜け落ちている。まるで、それから国民の眼をそらさせるかのように。
 日航機墜落事故や阪神淡路大震災を描いたドラマが、再放送されているのはどういうことなのだろう。このどちらにも、原発は絡んでいない。まるで、それから国民の眼をそらせるかのように。

 東日本大震災の時は、大津波から車で避難しようとした人々が大渋滞を起こし、多くの死亡者を出した。しかし、昨年再び津波警報が発せられた時、徒歩で避難してくれというマスコミや警察の呼び掛けにもかかわらず、またもや多くの人々が車で避難し、大渋滞を起こした。これは、今日のワイド番組でやっていた内容である。そして、ここでも原発のことは抜け落ちていた。

 原発事故のことが抜け落ちた東日本大震災二年に際する「情報」とは、いったい何なのだろうか。

by Abend5522 | 2013-03-11 21:29 | 日々の事