2013年 04月 26日
BPOの芸術監督がアバドに決まった時、マゼールが受けたショックはいかばかりだっただろうか。既に数十年に及ぶBPOとの関係があるマゼールは、『指環』の管弦楽曲集などでも素晴らしい演奏を聴かせてくれたが、この『運命』は、20代の彼が初めてBPOと行った記念すべき録音だ。 20代といっても、10歳そこそこまでにニューヨークPOやフィラデルフィアOを指揮し、トスカニーニやストコフスキーに認められたマゼールであるから、この録音を駆け出しの指揮者によるものだと思ってはいけない。フルトヴェングラー没して4年、カラヤンが就任して3年のBPOを見事に統率し、鳴らし切っている。変な表現だが、シンフォニックな『運命』の演奏だ。 この45回転盤は、中古店で入手した。盤質は良好で、この演奏を高音質で楽しむことができた。 マゼールは、ヴァイオリニストでもある。彼がソロを弾き、フランス国立Oのメンバーから成るアンサンブルを指揮した『四季』のCDを持っているが、非常にいい演奏である。
by Abend5522
| 2013-04-26 22:11
| クラシック音楽
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