Abendの憂我な部屋

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2012年 11月 20日

カラヤン断想


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 初めて買った2枚の17cm盤のうち、1枚が『ウィリアム・テル』序曲、『魔弾の射手』序曲のカラヤン盤であることは右に述べた。 http://abend.exblog.jp/17641321/
 上のCDに『ウィリアム・テル』序曲、下のそれに『魔弾の射手』序曲が入っている。どちらも廃盤になっているものだが、幸いにしてオークションで入手できた。フィルハーモニア時代、BPO時代初期のカラヤンは若々しく、ザッハリッヒな演奏で楽しませてくれる。

 下のCDジャケには、メンデルスゾーンの序曲『フィンガルの洞窟』のタイトルが大きく記されているが、この曲は次のCDに入っている、1970年代のDG盤の方が断然に素晴らしい。
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 この演奏は、『スコットランド』とカップリングだったLP時代から愛聴している。ゴールウェイが吹く、最後のフルートのディミヌエンドが特に素晴らしい。

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 今も大事にしているカセット。そのA面に録音したシベ4のライヴこそ、私にとって多くの演奏で聴いた同曲の最高のものだ。会場が異様な静寂に包まれており、演奏が終わると拍手がクレッシェンドして行く。聴衆が演奏に圧倒されていることがわかる反応だ。カラヤンはスタジオ録音もしているが、それよりも数段優れていると思う。
 33年前に録音したこのテープは、何度聴いたことか。保護のためにMDにダビングをしておいたが、数年前にCD-R専門のカペルマイスターレーベルからこれが発売されていることを知り、早速に購入した。カセットにあるノイズは減少しているが、左右の位相が怪しくなる箇所が幾つかある。購入時にはまだCDレコーダーを持っていなかったので、今ならカセットからCD化できるのだが、この素晴らしい演奏をディスクで入手し得たのは大いなる喜びであった。

 1973年の来日公演だったと思うが、ブルックナーの7番をテレビで中継していたのをじっくり聴いた覚えがある。レコードは、ベト5&未完成のDG盤を知人から貰ったが、殆ど聴かなかった。中古で買ったブルックナーの8番もそうだった。一方で、チャイコフスキーの『悲愴』&リヒテルとのP協1番や、発売されてすぐに買ったロストロポーヴィチとのドヴォルザークのVc協はよく聴いた。だが、それ以上によく聴いたのは、ヴェルディの歌劇だった。カラヤンのイタリア歌劇はいい。
 シェーンベルクの『浄夜』も、DG盤と、sawyer様にご教示いただいて買った英国でのライヴ盤を取り上げるべきだが、『浄夜』については別して書きたいので、その時に触れたいと思っている。

 1977年の3月に、大阪フェスティヴァルホールでベーム/VPOの公演を聴いた時、その11月に来日するカラヤン/BPO公演のチケットを売っていた。買えるだけのお金は持っていたのだが、過ごしてしまった。今から思えば、惜しいことをしたものだ。


 

by Abend5522 | 2012-11-20 22:59 | クラシック音楽


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