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Abendの憂我な部屋

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2012年 06月 16日

誕生日

 6月15日が誕生日だった。弘法大師やグリーグと同じだ(弘法大師の誕生日は伝承に拠る)。

 星座がGeminiなので、EPレコード以来の愛聴曲である川島なお美の『Gemini』(1983年)を聴いた。

 「ライトのシャワー キラキラDreamin'」の部分がユニット・バスのCMに使われていたのが気に入ってEPを買った。20代前半の私。

 弘法大師は、24歳で佛教、儒教、道教の比較論である『聾瞽指帰(ろうこしいき)』を著した。グリーグは、22歳でヴァイオリン・ソナタ第1番を作曲した。それぞれの20代前半があったのだ。

 シグナルの『20歳のめぐり逢い』と、風の『22歳の別れ』。


 全く別の曲なのに、続けて聴くことが多い。偶然にして、両曲とも1975年に発売された各々のデビュー・シングルである。幸か不幸か、私には20歳でめぐり逢って22歳で別れた恋人はいないが、2曲とも胸に沁みるものがある。『20歳のめぐり逢い』はバロック調の弦楽合奏による間奏部、『22歳の別れ』はギターのハーモニックスが効果的だ。

 より身近な曲では、タンポポの『嵯峨野さやさや』も1975年にリリースされている。

 嵯峨野を歌えば次はという感じで、1977年には長渕剛のデビュー・シングル『雨の嵐山』がリリースされた。

 齢を加えるに従い、現在の感覚で記憶を塗り替えた若き日の自分と対峙する時、当時の苦も愚も輝けるものになるのかも知れない。そんな思いとともに、Kyoto Jazz Massiveの『The Brightness Of These Days』を最後に。

 

 

by Abend5522 | 2012-06-16 01:38 | クラシック以外の音楽


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