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Abendの憂我な部屋

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2012年 04月 02日

マリモの唄 あるいは 好みの "女声"

 高校の修学旅行が北海道だった。新幹線で東京まで行き、羽田から飛行機で千歳。帰りは小樽からフェリーで、船内泊を含めて一週間。その間、毎日ひたすら真っ直ぐな道をバスで移動した。

 バスガイドは、高校を出たてのお姉さんだった。彼女が歌って教えてくれたのが『マリモの唄』。1953年に安藤まり子が歌って以来有名になったご当地ソングだ。摩周湖にまつわるアイヌの悲恋伝説を歌ったものらしいが、調べて見ると、大正時代に造られた話であるとのこと。しかし、詞も曲も美しい。摩周湖といえば、布施明のムード歌謡『霧の摩周湖』が有名だが、『マリモの唄』の方は唱歌的とも演歌的ともいえる曲である。

 今でもそらでフルコーラスを歌える私の名曲なので、安藤まり子は勿論のこと、多くの歌手やグループによるカヴァーを聴いて来たが、やはり九条万里子が歌ったものが一番好きだ。



 九条万里子は、『旅の夜風』や『りんごの唄』の作曲者である万城目正の愛弟子で、アニソンの帝王こと水木一郎の奥さんである。『マリモの唄』は、万城目正の曲ではない。

 YouTubeにはEPのジャケ画像のものもあるが、共有禁止になっているのでURLを挙げておく。

 http://www.youtube.com/watch?v=IHWuLh8JpOU

 ジャケ画像にあるように、『マリモの唄』は、ご当地演歌の名曲である『すゝきのブルース』のB面の曲である。カヴァーしたものだからB面に入っているのかも知れない。『すゝきのブルース』はCDを持っているのだが、『マリモの唄』は、おそらく通販されている数十枚組のセットか何かにはCDがあると推測されるものの、この曲が収録された一枚物のCDは見たことがない。

 さて、倍賞千恵子の声が好きな私は、九条万里子の声もそれに劣らず好きである。『マリモの唄』については、九条万里子の歌い方が演歌的で嫌だという人がいるだろう。芹洋子などの明るく澄んだ声を好む人は概ねそうではないかと思う。また、オリジナルの安藤まり子を支持する人も多いだろう。

声、特に異性の声はどういうものが好みかは、人様々で面白い。クラシックの女声では、マリア・シュターダ、エリー・アメリンク、往年の歌手ではリリー・ポンスなどが、私の好む声である。

 

by Abend5522 | 2012-04-02 23:58 | クラシック以外の音楽


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