Abendの憂我な部屋

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2012年 02月 20日

♬ アランフェスふたつ ♪

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 上が、トゥリビオ・サントス&ローラン・ドゥアット/パリ・コレギウム・ムジクム盤(ACCORD 476 9149)。
 下は、ジークフリート・ベーレント&ラインハルト・ペータース/BPO盤(PRIVILEGE 427 214-2)。

 ブラジル人のサントスのギターは、さぞ情熱的と思いきや、さにはあらず。極めて繊細な弾きぶりで、テクニックを強調しない。この人は、パリ国際ギターコンクールで優勝以来、パリを拠点に活動している。バロック音楽に洗練された演奏を聴かせるドゥアット/パリ・コレギウム・ムジクムと組んで、端麗なアランフェスを奏でてくれる。「上善如水」の語が当てはまる演奏である。

 50代で亡くなったベルリン男のベーレントは、聴かせ処にそのテクニシャンぶりを発揮している。ラスゲアードなど、フラメンコ・ギターの如く華麗に響く。ペータース/BPOのバックは、ベーレントにぴったり寄り添い、情熱的な演奏を行っている。凡そ、サントスとは対極にあるベーレントのギターである。

 ギターが特に好きではない愛好家も、クラシックを聴き始めた頃にアランフェス協奏曲に接した人は多いだろう。しかし、それ以降に様々な演奏でこの曲を聴かなくなってしまうのは惜しいと思う。 

 

by Abend5522 | 2012-02-20 20:55 | クラシック音楽


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