2013年 10月 22日
マイケル・コルグラスとジェイコブ・ドラックマン。どちらも、ピューリッツァ賞音楽部門を受賞した、現代アメリカの作曲家だ。初めて聴く。 A面は、コルグラスの受賞作品である『パーカッション四重奏とオーケストラのためのデジャ・ヴ』。弱弦に乗せたビッグバンド・ジャズのような部分が印象的な、親しみやすい作品だ。ニューヨークPOの打楽器奏者のために作られたらしく、初演も同オケで行われているが、レコードはこのレナード・スラットキン/セント・ルイスSOによるものが世界初録音である。 B面の一曲目は、ドラックマンの『オレオール』。聖者の頭上に輝く「後光」のことらしい。無調に近い曲だが、ジャズっぽいところも顔を覗かせる。宗教的なテーマの作品ながら、それが曲にどう込められているのかはよくわからない。これも、スラットキン/セント・ルイスSOの演奏だ。 二曲目は、コルグラスの『ライト・スピリット』。フルート、ヴィオラ、パーカッション、ギターという、面白い編成での室内楽だ。『デジャ・ヴ』よりも無調に近いが、ラスト近くでギターが奏でるフラメンコ風のリズムが印象的である。指揮はキャサリン・コメットとあるから、女性指揮者のようだ。アメリカSOの指揮者だったらしい。 久しぶりで現代音楽を聴いたが、パーカッションが活躍する一枚であった。 三枚目の画像に作曲者が写っているが、左がドラックマン、右がコルグラスである。
by Abend5522
| 2013-10-22 22:35
| クラシック音楽
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